八ヶ岳 大同心大滝~小同心クラック
4月14日~15日で、たらっぺのIさんと八ヶ岳へ。
初日は摩利支天沢大滝予定も、あいにくの雨でお互い意気消沈。
美濃戸をかなり遅くに出発し、摩利支天は諦め、赤岳鉱泉へ。
Iさんとは久々の山行だったので、お互いの近況を話しながらゆっくり上がる。
赤岳鉱泉に着くころには雨から雪へ変わり、時間もまだ2時。そこで明日の為に大同心大滝へトレース付け&試登に。
もう4月中旬。
氷も大分小さくなっているかと思いきや、まだまだ成長している勢い。
Iさんの 「リードさせてもらっていいですか?」 に 「どうぞ、どうぞ。そしたら明日は自分がリードします!」 なんて登る前は話していたが、いざ登ると、硬い氷の上に新しい氷がボコボコ付いている感じで登りづらく、今シーズンアイスに力を入れているIさんは無難に登っていたが、自分はお手上げ状態。フォールしまくりでした。
結局、Iさん3本、自分1本半?登って初日は終了。
翌日は晴天。
「明日は自分がリードします!」の言葉を早々に撤回し、Iさんリードで大滝に。
今日は小同心クラックまでつなげる為、少なからず荷物を担ぎ上げるので、1本でランナーを取り、もう1本で荷揚げし大滝を越える。
お互い昨日の腕の疲れが残っていた為、1本だけだったが疲れました。
大滝を越えると大同心と小同心が。
今シーズンは深雪山行があまりなかったので、久々にラッセル筋が悲鳴を上げてしまいました。
大同心・・・いつか登ってみたいです・・・
大同心~小同心のバンドトラバースも雪が多く、不安定だったが、先行パーティーがトレースを付けて頂いていたので、助かりました。
Iさん=1P目
小同心クラックは雪が付いていやらしいところもありましたが、ホールド&スタンスが豊富で登っていて楽しいルートでした。八ヶ岳では間違いなくお気に入りのルート入りです。
ただ、「小同心クラック」なんて名前なんでカムを結構持っていきましたが失敗でした。どちらかと言うと人幅クラック?で、使うところも少なく、重い荷揚げとなってしまいました。
小同心の頭からは、阿弥陀~中岳~赤岳が雪をまとってきれいでした。
山を始めたころ、Iさんと阿弥陀北稜をボードを担いで登り、中岳の山頂から滑った1本は、八ヶ岳ならではの乾雪パウダーで、思い出に残る1本でした。
いつかIさんとは一緒にインディアンクロアールを滑ってみたいです。