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マッターホルン


小屋には大きく、「3時まで起きるな!」 「3時半朝食」と書いてあったのに・・・



3時半に朝食に向かうと、既にほとんどが出発済み。



朝食は?と小屋の人に聞くと、もう出ているので全てと言われ、残飯整理の朝食に、何なんだ?マッターホルンは!とNさんと顔を見合わせてしまいました。



人の食い残した食パンをほうばり4時前出発。表に出ると、先頭パーティーのヘッドライトはかなり上のほうで光っており、どう考えても3時前に出ているだろう。








取り付き部に着くと既に渋滞待ち。



出だしはフィックス有りのⅢ級ぐらいの岩稜なので、ロープなしで取り付く。



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その後もソルベイ非難小屋までロープの必要性は感じず。ソルベイ小屋まで2時間半のまずまずのペースで。



ソルベイ小屋からもⅢ級ぐらいが続きそうだが、小屋からの出だしにハーケンが打ってあり、ガイドもヌンチャクを掛けて登っている。一番怖いのが落石。当たって気を失いそのまま下まで・・・なので、ここからロープを着けるが、一気にペースダウン。



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ソルベイ小屋から3時間半、10時に山頂へ。





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イタリア側山頂




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つかの間の山頂を満喫したのち、天気が崩れそうなので早めに下山。



上部は懸垂の方が早そうだったので、懸垂するが、ちょうど30mおきに支点があり、この山行用に買った60mザイルが初めて役にたちました。




ソルベイ小屋から下は歩いて下山するが、なぜが東壁側へ行ってしまい、ルートを見失う。



ガスが掛かっていなかったのが救いで、登山道を見つけ正規のルートに戻るが、またいつの間にか東壁側に迷い込んでしまい、登り返してと、時間をやたら要してしまい、とうとう雷、雨に打たれる。



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結局7時間も下山に掛かってしまいましたが、登りの時と違い、周りを見渡しても自分たちだけの山に、ある意味静寂なマッターホルンを感じることが出来ました。


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ヘルンリ小屋に着いた頃には、既にロープーウェイの最終は出た後。日が長いので、がんばれば麓までは歩いて帰れる時間だったが、びしょ濡れの体にヘルンリ小屋に逃げ込んだのが最後、ビールをあおってしまい、そのまま連泊。


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2泊目は天気も悪く、客が少なかったので、新館にのびのび泊まることが出来、金に物を言わせた2泊3日のマッターホルンになりました。








6年前、自分が山に目覚めた頃、マッターホルンの写真を初めて見て、山の形の美しさにいつか登りたい!と思い、周りのベテランクライマーからは条件が揃えばマッターホルンは誰でも登れるし、麓の靴屋の太ったオヤジさんでも登れる山などと言われながらも、登りたい気持ちは変わらず、今回目標を叶える事ができました。



「登った人が全て一流登山家ではないが、一流登山家と言われている人の多くがマッターホルンを登っている。」



誰の言葉か忘れましたが、その通りの良い山でした。



( N )







 

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