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マウントクック リンダ氷河ルート

12月31日

思えば今年のGWに剣の赤谷尾根を登り、テントの中でNさんが1言「Mt.Cook登ってみたいなぁ~」から始まったこの山行。
計画が早い事にこしたことはないが、逆に半年前から計画すると、常に付きまとうプレッシャーと、逆にまだまだ先の話との考えで、中だるみしてしまったり、正直調整が難しかった。それも今日これから山頂を踏んで無事下山すればすべてから開放される。そんなことを考えながら小屋を01:00に出発。

01:00出発でも早いと考えていたが、先を見ると2、3パーティー先行している。

時折満点の夜空を仰ぎ見ながら歩を進めるが、世の中にはこんなにも星があるのかと思うほど隙間なく輝く星に、これだけ見れただけでも着た甲斐があったと思う夜空でした。星空を撮る腕が我々にないのが非常に残念でした。

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夜明け6:00頃に偵察時終了点着。いつもは汗をかきまくるが、乾いているのか順調にここまで。


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サミットロックまでは1本のロープでコンテできたが、サミットロックからはMr.PFとNさん、自分とAlexの2組に分かれて登攀。

御在所のαルンゼくらいと思っていたが、思いの外、難しく写真を撮る暇がぜんぜんありませんでした。

その後も長い雪稜で山頂着が11:00。

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5mほど先が本当の山頂ですが、先住民マオイの神聖なる地とされているようで、ガイドパーティー含め手前で終了のようです。


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下山は50mロープ2本で懸垂メインで下降しましたが、Mt,cookでは60mロープ向けで整備されており、50mだと結構中途半端でした。
下山時は雪も緩んでおり、通り過ぎたところが雪崩れたり、行きに通ったクレパスが崩れて渡れなくなっていたりと、下りも時間、神経をすり減らし、登りと同じく10時間かけ、21:00に小屋着の20時間行動で無事下山できました。

小屋から我々の下山を見守っていてくれたガイドから「おめでとう」と言われ素直に嬉しかったです。


Mt.cook 正直体力勝負の山と思っていたが、雪が緩む昼にも行動したりと常に神経を張っていないとならず、またサミットロックもプロテクションがあまり取れず想像していたよりしんどかったです。

日本出国前、せっかく行くのだから、Mt.cookだけでなく、ついでにMt.Tasmanも、などと話していたが、話していた自分たちが滑稽に思えてきました。Mt.Cook山頂から見たMt.Tasmanは美しく、そして人を寄せ付けない威圧感があり、おそらくCookより難しい。いつか登れたらどれだけ嬉しいだろうかと思わせる山並みでした。


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プラトーハット停滞

12月30日

昨日の夕方から吹雪いていた山も、夜中すぎには落ち着いたようで、朝方は快晴。

しかし降った雪が落ち着いてないので、今日は小屋で停滞とし、今日の夜中から出発する予定に。


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ゆっくり朝食を作りまったりと。

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今日下からヘリで上がってきた中に、ドイツから1人プラトーハット入りし、一緒に登るメンバーをここで探すというAlexに我々目をつけられてしまい・・・お互い実力も分からないので、こちらから一緒に登ろうとは誘わなかったが、Alexの売り込みはすごく、ちょっとそこまで登ってくると言えばあっという間に行ってしまうし、Mt.cookには1人で新ルートを作りにきたけど、DOCでクレパス帯を1人で歩くことは不可能と言われ、目標をノーマルルートに変更したようです。自分を売り込むだけあって、フリーは5.13dオンサイト、5.14abレッドポイントいうフリーはめちゃくちゃうまいようで、最終的にAlexから正式に一緒に登ってほしいと言われ、急遽4人で山頂をめざすことに。

Mt.cook Linda route 偵察

12月29日

朝6:00 出発でルート偵察へ。

今日は夕方から天気が悪くなるとの事。行ける所まで。
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想いの外順調にコーナーまでついてしまい、この時点で9:00  このペースで行けば偵察でなく今日このまま山頂までいけるのではないかと話したが、結果引き返してよかったです。夕方にはまっすぐ立って歩くことも出来ない吹雪になり、小屋の外にあるトイレに行くにもFIXロープたよりで行く状態で、そんな中トイレに行こうとしたらメガネが風に持っていかれてしまいその後ずっとコンタクト生活を。


クライストチャーチ~マウントクック村~プラトーハット

12月28日

昨日夜部屋でビールを飲みながら、空港からここまで乗っけてもらったタクシーの話になり、思ったより空港から遠かったよな?とか、絶対遠回りされたなどと話、自分はこれも異文化の洗礼としょうがないとあきらめていたが、Mr.PFは納得がいかなかったようで、今朝、また同じドライバーがホテルに迎えに来たとき、ぼろくそに運転手に文句を言っているのがすごかった。たぶん運転手は今日は朝からカモ乗せて幸先良いと思っていたと思うが、Mr.PFにぼろくそに言われ、かわいそうになるぐらいしょぼくれていた。しかしショートカットで昨日の半分弱の運賃だったのでしょうがないかと。

8:00ちょうどにレンタカー会社に着き9:00頃無事出発。出だしバタバタとなったが、Nさん、どこのサイトで見つけたのかわからないが、10日で18,000円という格安レンタカーを見つけてくれて1,800円/日の車にしては大きさ、調子とも良く快適な旅が期待できます。
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クライストチャーチからマウントクック村へ。ニュージーランドは左側通行で日本と同じだが、一般道路で最高速度100キロだったり、踏切では基本止まってはいけないなど、日本とちょっと違うので戸惑うところもあるが、1日運転してれば慣れてしまいます。
クライストチャーチを出て小1時間でASHBURTONという町のカウントダウンで食料を追加購入し、その迎えにOUTDOOR  ADVENTURE SPORTS があり、ガスカートリッジを購入。

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マウントクック村のDOCでもガス缶を取り扱っているとのことだが、もし品切れだと最悪なので、途中で入手でき安心できました。

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その後DOC到着後、計画書の提出、プラトーハットの宿泊代支払い、パーソナルロケータービーコンのレンタル、ガイドによるルートの状況の確認を受け、マウントクック空港へ。

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結構風が強くても飛んでくれるようでありがたいが、乗り心地は結構おっかなかった。

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プラトーハット、無人小屋ながら50人ほどが宿泊でき、ガス、水、食器すべてそろっており快適な小屋でした。また無線機があり、必要であればDOCとやり取りができるとの事。それとは別に夕方19:00に小屋とDOCの定期交信があり、地元ガイドの人が取り仕切ってくれ助かりました。

明日は天気が良いとのことなので、朝からルート偵察。今日はステーキにてスタミナ補充でした。

中国広州空港~クライストチャーチ泊

12月27日

00:50中国広州空港発、17:20クライストチャーチ着。

到着後、すぐ予約していたレンタカーを借り、スーパーマーケットにて食料調達後ホテルに入る予定が、レンタカー会社が17:00にすでにしまっており・・・到着時間等も連絡していたのにこっちの人はお構いなしのようです。

結局レンタカーは明日8:00にレンタカー会社に行くことにし、タクシーで今日の宿「Northcote Motor Lodge」へ。3人部屋で値段も手ごろで綺麗な宿。しかもおかみさんが優しく、これから買出しに行くなら、スーパーまで結構あるのでと、行きも帰りも送り迎えして頂き、
助かりました。はじめは自分たちで持って帰るので大丈夫と話していたが、3人×8日分の食料は結構な重量で、車でなければ大変でした。

一通り落ち着いたところで近くのインドカレー屋で夕食を取り、部屋に戻りビールとワインで無事ニュージーランド入り出来たことに乾杯。

セントレア~中国広州空港

12月26日

15:10発の中国南方航空で中国広州空港へ19:10着

ニュージーランド山行


12月26日  セントレア~中国広州空港
12月27日  中国広州空港~クライストチャーチ空港~クライストチャーチ泊
12月28日  クライストチャーチ~マウントクック村(DOC)~マウントクック空港~プラトーハット
12月29日  Mt.Cook Linda rute 偵察
12月30日  悪天の為、プラトーハット周辺でレスキュー訓練
12月31日  プラトーハット~Mt.Cook~プラトーハット
1月1日   プラトーハット~マウントクック空港~マウントクック村(DOC)~ホワイトホースヒル キャンプ場
1月2日   ホワイトホースヒル キャンプ場~レイクテカポ モーテル&ホリデーパーク キャンプ場
1月3日   レイクテカポ モーテル&ホリデーパーク キャンプ場~レイクワナカ アルバートタウン キャンプ場
1月4日   レイクワナカ アルバートタウン キャンプ場~クライストチャーチ観光~クライストチャーチ空港~オークランド空港~中国広州空港
1月5日   中国広州空港~中国上海空港~セントレア

西穂高岳

西穂高岳へ高所順応に。

久々の3000mで辛かった。良い順応が出来ました。

ワッチ 安らかに

また1人、高校時代のサッカー部の仲間が逝ってしまった。

4年前、ヤッピーの葬儀の時には既に肺がんのステージ3で、その時は「俺も死にたくないから新薬でもなんでも試して頑張るよ」と明るく言っていて、徐々に良くなってきているものとばかり思っていたのに・・・

何か悪さをする時のあの屈託のない笑顔は今でも忘れられない。

葬儀の際、ヤッピーの奥さんが、うちのがさびしくてワッチを呼んじゃったのかなぁって一言には涙を堪えきれなかった。

ワッチ、もう一度一緒に酒飲んでばか騒ぎしたかったよ。




ヤッピーと安らかに。

 

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